- グレインフリーってとってもいいイメージがあるかもしれないんですけど、どんな猫にもあうフードというわけじゃないのでご注意を~。穀物アレルギーかも!?という猫ちゃんにあげるときには特に注意してくださいねぇ。
猫ねこ部ディレクターとして猫に関する様々な情報をご提供するなか、特に猫の健康に直結する食事に関する知識を深めるため、ペットフード販売士資格を取得。様々な種類の猫や状況などに合うフードの提案、情報発信を行います。
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ペットフード販売士:一般社団法人ペットフード協会が認定している認定資格で、ペットフードに関する様々な知識及び情報を習得したペットフードの専門家です。ペットの適正な発育と健康維持・増進に寄与します。
「グレインフリーは穀物が入ってないから猫の体に良さそう」
「穀物入りのフード食べたら下痢になっちゃったからグレインフリーにしようかな」
そう思って、グレインフリーのキャットフードを探している飼い主さんも多いのでは。
でも、グレインフリーだからといってどんな猫にもあうとは限りません。また、グレインフリーだからといって食物アレルギー対策になるわけでもありません。
ではいったいどんな猫にグレインフリーのキャットフードはおすすめなんでしょうか。
今回はそんなグレインフリーのキャットフードの選び方や注意点、おすすめフードをご紹介します。
穀物に対する正しい知識を学んで、猫ちゃんの食事管理に役立ててくださいね。
グレインフリーのキャットフードが向いているのは穀物アレルギーの猫
グレインフリーのキャットフードとは、穀物(米、麦、トウモロコシなど)を使っていないフードのことをいいます。穀物アレルギーの猫には向いているフードと言えますが、「グレインフリー」=「どんな猫にも良いフード」とは言い切れません。
というのも、猫に必要な栄養素はライフステージや体質・体調によって変わってくるからです。例えば、腎臓が気になる高齢期の猫の食事には、炭水化物が少なく高たんぱくになりがちなグレインフリーのフードは、かえって腎臓への負担をかけてしまいます。
このように、猫によってはグレインフリーがあわない場合もありますので、必ず猫にあわせてキャットフードを選ぶことが大切です。
加熱調理されたキャットフードの穀物は適量なら消化できる
「猫は完全肉食動物だから穀物を消化できない→穀物入りのキャットフードは良くない」という間違った解釈から、グレインフリーのキャットフードが良いと思っている方も多いようですが、猫は決して穀物を消化できないわけではありません。
穀物の主成分は炭水化物ですが、猫はそのままでは穀物(デンプン)を消化することができません。人間もお米やトウモロコシをそのままでは食べられないですよね?それと同じです。
しかし、キャットフードの穀物(デンプン)は加熱・加圧調理されることで糊化されているので、猫は問題なく消化することができるのです。
ただし、40%以上の炭水化物は猫の消化機能に影響を及ぼすとの報告がありますので、「穀物は消化できるけど与えすぎに注意」と覚えておきましょう。
40%以上の炭水化物は、消化機能の低下(下痢、嘔吐、鼓腸等)や高血糖を引き起こすと報告(Meyer&Kienzle1991)されています。
- グレインフリーがアレルギー対策になると勘違いしている人もいるかもしれませんが、あくまでも穀物アレルギーに対してだけと覚えておいてくださねぇ。
- グレインフリーがどんな子にもあうってことじゃないんですねっ。そもそも、キャットフードの穀物はちゃんと消化できるんですね。。。穀物入り=消化が悪いって勝手なイメージ持ってて、、、反省しますっ。
グレインフリーのキャットフードを選ぶときの注意点
最初にお話したように、穀物アレルギーの猫にはグレインフリーのキャットフードが向いています。しかし、穀物アレルギーかどうか疑わしいだけで、グレインフリーを選ぶとかえってアレルギー症状を悪化させてしまう恐れもあります。
グレインフリーのキャットフードを選ぶときには、次の2つの点に注意して選びましょう。
穀物アレルギーかどうか獣医の診察を受けてから
グレインフリーのキャットフードを選ぶときには、必ず穀物アレルギーかどうか獣医の診察を受けてからにしましょう。
というのも、穀物入りのキャットフードを食べて下痢などのアレルギー症状が出た場合でも、穀物がアレルゲン(アレルギーの原因)でなければ、症状はいっこうにおさまらないからです。それどころか、もし肉や魚がアレルゲンだった場合、穀物入りよりもグレインフリーのキャットフードの方が肉や魚が多く使われているので、さらに症状がひどくなってしまう可能性もあります。
穀物アレルギーかどうか疑わしいときは、安易にグレインフリーのキャットフードにせず、必ず獣医に相談するようにしてくださいね。
猫のアレルゲンとなる原材料が使われていないかチェックを
繰り返しになりますが、グレインフリーのキャットフードはあくまで「穀物」を除いたフードです。もし、穀物以外の肉や魚にアレルギーがある場合は、必ずそれらが原材料で使われていないかチェックするようにしてください。
また、穀物とひとくちにいっても小麦、大麦、トウモロコシなどさまざまです。メーカーによって穀物の解釈が違う場合もあるので、必ずパッケージに書いてある原材料欄を見て、アレルゲンとなる原材料が入っていないか確認しましょう。
グレインフリーのキャットフードの選び方4つのポイント
では、グレインフリーのキャットフードを選ぶ際のポイントについて見ていきましょう。ポイントは4つ。
- ライフステージや体質・体調にあったものを選ぶ
- 主食には基本的に総合栄養食のドライフードを、猫によってはウェットタイプを選ぶ
- 主原料に良質な肉や魚を使っているものを選ぶ
- 穀物のかわりにイモ類を多く使っていないものを選ぶ
ライフステージや体質・体調にあったものを選ぶ
子猫用、成猫用、シニア猫用など、キャットフードは猫のライフステージや体質・体調にあわせて栄養素が調整されて作られています。そのときどきの猫にあった栄養をしっかりとれるよう、ライフステージや体質・体調にあったものを選ぶようにしましょう。
主食には基本的に総合栄養食のドライフードを、猫によってはウェットタイプを選ぶ
キャットフードにはドライフードとウェットフードがありますが、主食として与えるなら基本的には「総合栄養食表示のドライフード」を選びましょう。総合栄養食とは、水と一緒に与えるだけで猫の健康を維持できるよう設計されたフードです。パッケージに必ず記載されていますので、表示を必ず確認しましょう。
保存性が低くドライフードに比べコストが高い、歯に歯垢がたまりやすいことから、ウェットフードは主食には向いていませんが、以下のような猫には主食として与えても良いでしょう。ただし、その場合も必ず「総合栄養食」表示のものを選ぶようにしてください。
- 噛む力の弱い子猫や老猫
- 歯の病気で食べづらい
主原料に良質な肉や魚を使っているものを選ぶ
グレインフリーのキャットフードは穀物が入っていないぶん肉や魚などの配合量が多くなっていますが、必ず主原料に肉や魚を使っているものを選びましょう。かつ、それらが良質であることが重要です。
完全肉食動物の猫にとって、最も必要な栄養素は「動物性たんぱく質」です。特に猫の必須栄養素「タウリン」は、肉や魚などの動物性食材にしか含まれていないので、動物性たんぱく質の豊富な肉や魚メインのフードかどうかはとても大切です。原材料欄は配合量の多い順に記載されていますので、上位に肉や魚があるフードを選ぶようにしましょう。
また、主原料が肉や魚の場合でも、肉副産物・家禽ミール・ミートミールなどの表示がある場合は、粗悪な材料が使われている可能性がゼロではないため、なるべく避けた方が安心です。
穀物のかわりにイモ類を多く使っていないものを選ぶ
グレインフリーのキャットフードでは、穀物のかわりにイモ類を多く使っているものがあります。イモ類に含まれる炭水化物は少量であれば問題なく消化できますが、40%以上を超えると消化機能に影響を及ぼすと言われていますので、多すぎないものを選ぶようにしましょう。
とはいえ、主原料にサツマイモやじゃがいもなどが使われることはないので、それほど気にしすぎることはないでしょう。
- 穀物アレルギーかどうか分からないときは、まず獣医さんに相談してしっかり診断してもらいましょうねぇ。実は穀物じゃなくって肉や魚がアレルゲンってこともよくあるんですよぉ。
- ついつい穀物のせいにしがちですけど、そうじゃないこともあるんですねっ。穀物さん、悪く言ってごめんなさい~m(__)m
グレインフリーのおすすめキャットフード
では、ライフステージや体質・体調別、また飼い主さんのこだわりに応じたおすすめのグレインフリーキャットフードをご紹介していきます。
※価格は購入する時期やショップによって変わる可能性があります。
子猫におすすめのグレインフリーキャットフード
ジャガー
- ヒューマングレードの食品工場から仕入れた肉・魚を使用
- 動物性原材料約80%!成長期の子猫の身体づくりにぴったり
- レバー、タウリン、ベリー系など品質の良い多岐にわたる素材
価格 | 4,708円(税込)/1.5kg(1kgあたり約3,139円) |
内容量 | 1.5kg |
原産国 | イギリス |
第一原料 | 肉類(チキン生肉、乾燥チキン、乾燥鴨肉、チキンレバー、鴨生肉)、魚類(生サーモン、生マス) |
主な成分 | たんぱく質:37%以上 脂質:14.88%以上 粗繊維:5.25%以下 |
カロリー/100g | 387.5kcal |
肉や魚などの動物性食材を約80%使ったプレミアムフード。ペット先進国イギリスの商品ということもあり、ヒューマングレードの食材(※)を使うなど、その素材の安全性にもこだわりが感じられます。
高たんぱくレシピなので、育ち盛りの子猫にぴったり。食レポでは、愛猫2匹の物凄い食いつきっぷりもお楽しみ頂けます。粒サイズが約1cmとやや大きめなので、食べづらそうにしていないかチェックしてあげてくださいね。
※ヒューマングレードの食品工場から仕入れた肉・魚を使用
※乾燥原材料等はペットフード用に生産されたものを使用
ニュートロ ワイルドレシピ キャットフード キトン チキン
- チキンが主原料、高たんぱくな食事は子猫にぴったり
- チキンに含まれるカルシウムが子猫の健康な骨格と歯の発育をサポート
- オメガ3とオメガ6の豊富な鶏油や亜麻仁などをバランスよく配合
価格 | 3,158円(税込)/2kg |
内容量 | 400g/1kg/2kg |
原産国 | アメリカ |
第一原料 | チキン(肉) |
主な成分 | たんぱく質:42.00% 脂質:18.00%以上 粗繊維:3.00%以下 |
カロリー/100g | 390kcal |
高品質なチキンを主原料に使ったアメリカ産。高たんぱく・高脂質なので、体を作る重要な時期の子猫にぴったり。穀物や小麦、トウモロコシ、米なども一切使っておらず、猫本来の食事に近づけたレシピとなっています。
鶏脂や亜麻仁などに含まれるオメガ3と6脂肪酸のバランスにも配慮。皮膚や被毛の健康維持に役立ちます。チキンに含まれるカルシウムが、子猫の健康な骨格と歯の発育もサポートします。
成猫におすすめのグレインフリーキャットフード
カナガンキャットフードチキン
- 正真正銘のグレインフリー!豆類不使用で大豆アレルギーの猫でも安心
- 肉類だけで60%以上!高たんぱくで消化しやすい
- 全体的な成分バランスが良く子猫に必要な栄養素がしっかりとれる
価格 | 4,708円/1.5kg(1kgあたり約3,139円) |
原産国 | イギリス |
第一原料 | 乾燥チキン |
主な成分 | たんぱく質:34%以上 脂質:16.7%以上 粗繊維:3.25%以下 405kcal/100g |
本来穀物を多く必要としない猫の食性にあわせて作られた、イギリス産プレミアムフード。原材料の60%以上に肉類を使った高たんぱく・高脂質なので、猫の食性にもあっています。
また、他のグレインフリーにない特徴として豆類も一切不使用。動物性原材料が多く含まれているぶん、少量でも猫の体にしっかり吸収されやすくなります。喉を鳴らしながら食べてくれた食レポの様子も、是非ご覧ください。
カナガンキャットフードサーモン
- 正真正銘のグレインフリー!豆類も一切不使用で大豆アレルギーの猫でも安心
- 魚類が原材料の60%以上
- 子猫からシニア猫まで全年齢の猫に対応
価格 | 4,708円/1.5kg(1kgあたり約3,139円) |
原産国 | イギリス |
第一原料 | 生サーモン |
主な成分 | たんぱく質:34%以上 脂質:14.8%以上 粗繊維:3.25%以下 398kcal/100g |
魚類だけで60%以上、豆類も完全不使用のイギリス産プレミアムフード。脂質は14.8%以上と適度に含まれているため食事管理をしたい子におすすめ。高タンパクながら炭水化物を抑えたレシピは、体重増加の気になる猫にも嬉しいですね。
食レポでは、普段あまり新しいフードに興味を示さない子が、長い間美味しそうに食べてくれました!魚が好きな子には特におすすめのフードです!
シニア猫におすすめのグレインフリーキャットフード
モグニャン
- 高たんぱくながら低脂肪な白身魚が主原料
- 適度なたんぱく質
- 子猫からシニア猫まで全年齢の猫に対応
価格 | 4,708円/1.5kg(1kgあたり約3,139円) |
原産国 | イギリス |
第一原料 | 白身魚 |
主な成分 | たんぱく質:27.00%以上 脂質:11.00%以上 粗繊維: 5.25%以下 379kcal / 100g |
高タンパクヘルシー素材の白身魚が主原料のお魚系プレミアムフード。運動量の減ったシニア猫の体重ケアにも◎。子猫からシニア猫まで全年齢の猫に使えるので、年齢による切り替えの手間がないのは嬉しいですね。
食レポでは、ふんわりと甘い香りにつられ喉を鳴らしながら食べる様子が。普段鶏肉好きの子も喜んで食べてくれたのには驚きました。是非その食いつきの様子をチェックしてみてくださいね。
NOWフレッシュ シニアキャット&ウェイトマネジメント
- 新鮮な七面鳥が主原料、良質なたんぱく質が高齢猫の健康をサポート
- ミートミールや副産物は一切不使用
- 野菜や果物などビタミン豊富、高齢猫の健康をサポートするプロバイオティクス、ココナッツ油配合
価格 | 5,686円(税込)/1.81kg(1kgあたり約3,141円) |
原産国 | カナダ |
第一原料 | ターキー生肉(骨抜き) |
主な成分 | 粗たんぱく質:30.00%以上 粗脂肪:14.00%以上 粗繊維:5.50%以下 水分10.00%以下 357.1kcal / 100g |
新鮮さと安全性にこだわるカナダブランド「NOW!」のシニア・肥満猫用フード。ミートミールや副産物は一切使わず、新鮮な生肉だけを使っているのが最大の魅力。良質な動物性たんぱく質がとれるのは嬉しいですね。
また、野菜や果物などビタミンも豊富。プロバイオティクス配合で猫のお腹の健康もサポートします。猫の健康に必要なたんぱく質はしっかりとりながらカロリーに配慮している点が、運動量の少なくなった猫におすすめです。
ウェットタイプのグレインフリーキャットフード
カナガン チキン&サーモン 75g×12缶セット
- 新鮮なチキンとサーモンの旨味を凝縮、ドライフードにからみやすい
- 高たんぱく・グレインフリー
- 人工添加物不使用
価格 | 5,940円(税込) |
原産国 | タイ |
第一原料 | チキン |
主な成分 | たんぱく質:16.50%以上 脂質:1.80%以上 粗繊維:0.5%以下 水分78%以下 94.87kcal / 100g |
イギリス産プレミアムフードで知られるカナガンのウェットタイプ。新鮮なチキンとサーモンのうまみをぎゅっと凝縮。ドライフードにからみやすいので、食いつきが気になるときに◎。
高タンパク・グレインフリーなので主食として与えてくださいね。
【総合栄養食】ウェルネス キャットフード 成猫用(1歳以上) ヘルシーインダルジェンス(穀物不使用)
- 水分含有量が高く水分摂取が気になる猫に
- 家禽副産物(鶏、七面鳥などの家禽類の頭、足、腸)不使用
- 穀物不使用
価格 | 165円(税込) |
原産国 | タイ |
第一原料 | チキン煮汁 |
主な成分 | たんぱく質:7.00%以上 脂質:4.00%以上 粗繊維:1.00%以下 水分82.00%以下 約72kcal / 100g |
穀物アレルギーの猫に配慮した穀物不使用のウェットフード。家禽副産物は不使用とHPで謳うなど素材の安全性も◎。クランベリー、ブルーベリー、にんじん、さつまいもなどさまざまな原材料配合で栄養バランスも工夫されています。
1歳以上の成猫用フードなのでご注意を。総合栄養食なので主食として使えます。
値段の安いグレインフリーキャットフード
ピュリナワン グレインフリー
- 主原料に新鮮なチキンを使用
- 500円で1.6kgフードのサンプルが試せる
- 安価なグレインフリー
価格 | 1,915円(税込)/1.6kg(1kgあたり約1,197円) |
原産国 | アメリカ |
第一原料 | チキン |
主な成分 | 粗たんぱく質:35.00%以上 粗脂肪:14.00%以上 粗繊維:2.00%以下 約413kcal / 100g |
1.6kgのフードがなんと500円でお試しできるキャンペーンを行っているピュリナワンのグレインフリーフードです。安価ながら主原料には鶏肉を使用。乾燥肉と生肉どちらも配合しているので栄養バランスも◎。
やわらかほぐし粒と美味しいカリカリ粒、異なる食感の2つの粒で食いつきも期待できるフードです。初回限定ではありますが、食いつきを確かめてから買えるのはとても嬉しいですよね。
テイストオブザワイルド
- 安価なグレインフリー、大容量で多頭飼いの家向け
- 主原料にはチキンミール(乾燥鶏肉)を使用
- 原材料は信頼できる生産者から仕入れたものを使用
価格 | 5,979円(税込)/6.8kg(1kgあたり約879円) |
原産国 | アメリカ |
第一原料 | チキンミール |
主な成分 | 粗たんぱく質:42.00%以上 粗脂肪:18.00%以上 粗繊維:3.00%以下 374.5kcal / 100g |
グレインフリーながら1kg1,000円をきる安さが魅力のアメリカ産フード。アメリカの製品らしくパッケージもビッグサイズの6.8kg!多頭飼いのお家向きの商品と言えるでしょう。
主原料には乾燥鶏肉を使用。そのほか鹿肉、スモークサーモンなど動物性食材がしっかり含まれている高タンパクレシピ。プロバイオティクス配合で腸内環境の健康に配慮するなど、低価格ながら随所に工夫が見られるフードです。
国産のグレインフリーキャットフード
レガリエ
- 獣医師との共同開発
- 国産を中心に世界中から素材を厳選、全ての産地を公開
- 低温加熱製法で栄養素と美味しさをキープ
価格 | 定期便初回550円/160g(初回のみでキャンセル可能) 定期便4,708円(税込)/1.5kg |
穀類 | なし |
第一原料 | 生肉(鶏肉(日本)、牛肉(ニュージーランド、オーストラリア、日本) |
主な成分 | 粗たんぱく質:31.00% 粗脂肪:15.00%以上 粗繊維:3.00%以下 373kcal / 100g |
獣医師さんとの共同開発で誕生した国産×ヒューマングレード×グレインフリーのキャットフード。国産を中心に世界中から集めた原材料は、どれも人間が食べられるほど高品質なもの。全ての産地を公開しているのは安心感がありますね。
鮮度の高い生肉を主原料に使っていますが、その製法にもこだわりが。栄養と美味しさを保つため、低温加熱製法で作られています。定期便なら初回お試しがなんと500円!食いつきが気になる…という方も、初回のみのキャンセル可能なのでまずはお試しから!
肥満気味の猫向けグレインフリーキャットフード
カナガンキャットフードサーモン
- 原材料の60%以上に魚を使用した高たんぱくフード
- 脂質が適度に含まれるため食事管理をしたい子におすすめ
- グレインフリーで炭水化物を控えたレシピ
価格 | 4,708円(税込)/1.5kg(1kgあたり約3,139円) |
原産国 | イギリス |
第一原料 | 生サーモン |
主な成分 | たんぱく質:34%以上 脂質:14.8%以上 粗繊維:3.25%以下 398kcal / 100g |
魚類だけで60%以上、豆類も完全不使用のイギリス産プレミアムフード。脂質は14.8%以上と適度に含まれるため食事管理をしたい子におすすめ。高タンパクながら炭水化物を抑えたレシピは、肥満の気になる猫に嬉しいですね。
食レポでは、普段あまり新しいフードに興味を示さない子が、長い間美味しそうに食べてくれました!魚が好きな子には特におすすめのフードです!
NOWフレッシュ シニアキャット&ウェイトマネジメント
- 新鮮な七面鳥が主原料
- ミートミールや副産物は一切不使用
- 野菜や果物などビタミン豊富、高齢猫の健康をサポートするプロバイオティクス、ココナッツ油配合
価格 | 5,686円(税込)/1.81kg(1kgあたり約3,141円) |
原産国 | カナダ |
第一原料 | ターキー生肉(骨抜き) |
主な成分 | 粗たんぱく質:30.00%以上 粗脂肪:14.00%以上 粗繊維:5.50%以下 水分10.00%以下 357.1kcal / 100g |
新鮮さと安全性にこだわるカナダブランド「NOW!」のシニア・肥満猫用フード。ミートミールや副産物は一切使わず、新鮮な生肉だけを使っているのが最大の魅力。良質な動物性たんぱく質がとれるのは嬉しいですね。
また、野菜や果物などビタミンも豊富。プロバイオティクス配合で猫のお腹の健康もサポートします。猫の健康に必要なたんぱく質はしっかりとりながらカロリーに配慮している点が、肥満気味の猫におすすめです。
よくある質問
グルテンとは、小麦、大麦、ライ麦などに含まれるたんぱく質の一種で、グルテンアレルギーの猫は多いようです。グレインフリーとグルテンフリーの違いはこちら。
- グレインフリー・・・穀物を一切含まない
- グルテンフリー・・・米などの穀物は含むが、グルテンの含まれる小麦、大麦、ライ麦などは含まない
「米は穀物なのでアレルギーになりやすい」とも誤解されますが、米はむしろアレルギーの療法食でも使われるくらい低アレルゲンの食材です。
まとめ
グレインフリーと聞くととかく良いイメージが先行しがちですが、大切なのは「うちの子にあったフードかどうか」を飼い主さんが判断することです。日頃から体重や便の状態、食べた後の様子などをこまめに観察して、猫にあったフードを選ぶようにしてあげてくださいね。
- グレインフリーは穀物アレルギーの猫には向いている
- 猫はキャットフードの穀物を適量なら問題なく消化できる
- 穀物アレルギーかどうか分からないときはまず獣医の診察を受ける
- グレインフリーであっても猫のアレルゲンとなる原材料が使われていないかは必ずチェックする
- ライフステージや体質・体調にあわせて選ぶ
- 主食にはドライフードを、猫の状態によってはウェットフードでも
- 主原料に良質な肉や魚が使われているかを確認
- 穀物のかわりにイモ類を多く使っていないかチェック
■関連記事
- この記事を書いた人
守重美和
猫ねこ部編集室 編集&ライター保護猫団体の活動を仔細にお届けする「保護猫のわ」・飼い主さんと猫との幸せエピソードをお届けする「なないろ猫物語」の編集担当。
猫を通して「人」の姿にフォーカスした記事をお届けする猫メンタリーライターとして 猫好きシンガーソングライター・嘉門タツオさんへのインタビューをはじめ、街の看板猫、猫カフェ、猫が住める住宅からキャットフードメーカー、ペット防災の専門家、猫雑貨店、猫をモチーフにした漫画家さん、年間3000件ものTNRの不妊手術を行っている獣医に至るまで、半年間で約40名以上の猫と関わる方々に幅広く取材を重ねる。