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猫を迎えよう!その2 費用編

2019-06-24

猫ねこさん

猫を迎えよう!その2 費用編

猫ねこさん
初めて猫を飼うとなると、やっぱり気になるのがお金のこと。。。いったいいくらぐらいかかるのか気になりますよねぇ。飼い始めにかかる費用、年間費用、一生涯かかる費用などをまとめてご紹介しますよぉ。

猫を見るたびに「あー、やっぱり猫飼いたい。」と猫愛が高まってしまう、そんな方も多いのでは?
でも、いざ猫を飼うとなると、いったいどれくらいお金がかかるのか気になりますよね…。

そこで今回は、猫を飼うのに必要な費用についてを総まとめ

飼い始めにかかる費用、飼い始めてからの年間費用、一生涯にかかる費用などを詳しくご紹介します。

だいたいの費用の目安をつかんで、安心してお気に入りの子をお迎えしてくださいね!

猫の飼い始めに必要な費用

まずは猫の飼い始めにかかる費用から。

内訳費用
混合ワクチン接種費用約5,000円~8,000円
健康診断費用約5,000円~20,000円
生活用品費用約5,000円~80,000円

猫を飼い始めるときには最低でも15,000円程度(一頭あたり)必要です。しっかり猫貯金してからお迎えするようにしてくださいね。

混合ワクチン接種費用

猫を飼うときには、感染症を防ぐためにも必ずワクチンを接種しましょう。

感染症になる原因のほとんどは他の猫との接触ですが、なかには空気感染、飼い主や母猫からの感染などのケースも…。「外には出さないから大丈夫」と油断しないようにしてくださいね。

ワクチン接種費用は動物病院やワクチンの種類によって異なりますが約5,000円~8,000円が相場となっています。

関連記事:【獣医師監修】猫のワクチンの疑問にお答えします

健康診断費用

初めて猫を飼うときには健康診断も必須です。

費用は約5,000円~20,000円程度。住んでいる地域や検査項目によっても大きく変わってきます。

生活用品費用

猫を飼う前に必ず準備しておきたい生活必需品。

できるだけ安いもので揃えれば5,000円前後、高ければ80,000円超と値段はピンキリです。予算にあわせて必要なものを揃えるようにしてくださいね。

  • トイレ:約2,000円~
  • 猫砂:約500円~
  • 水入れ:約200円~
  • 食器:約100円~
  • キャットフード:約1,000円~
  • ブラシ:約1,000円~
  • 爪とぎ:約500円~
  • 爪切り:約800円~
  • キャリーバッグ:約1,000円~
  • ケージ:約3,000円~
  • キャットタワー:約5,000円~

関連記事:猫を迎えよう!その3 グッズ編

猫を飼い始めてから年間でかかる費用

続いて、実際に猫を飼い始めると年間いくらくらいかかるのか見ていきましょう。

こちらはアニコム損保が毎年発表している「アニコム家庭どうぶつ白書2018」の調査結果です。

内訳費用(2017年)
食費(フード・おやつ)43,450円
日用品11,825円
ワクチン・健康診断等の予防費13,270円
ペット保険料31,050円
怪我や病気の治療費43,057円
シャンプー・カット・トリミング料7,180円
ペットホテル・ペットシッター14,589円
洋服4,387円
首輪・リード2,783円
防災用品4,139円
サプリメント12,407円
交通費5,744円
光熱費(飼育に伴う追加分)15,540円
合計209,421円

参考:アニコム家庭どうぶつ白書2018による「ペットにかける年間支出調査」

猫を飼い始めてからかかる年間費用は200,000円程度。猫の数が増えればそのぶん、かかる費用も増します。
ただし、あくまでも平均値ですので、餌や日用品などを安いもので揃えればもう少し費用を抑えることはできるでしょう。だいたいの費用感を頭に入れて、飼い続けられるかどうかしっかり判断してくださいね。

毎月必ずかかる費用

猫を飼い始めたら、飼育するために毎月必ずかかる費用があります。それが食費と日用品(消耗品)です。

食費

飼育費用のなかで最もかかるのが食費。餌代にはキャットフードのほかおやつも含まれます。

キャットフードにはカリカリと呼ばれるドライフードと、種類の豊富なウェットフードがありますが、主食にするならドライフードが一般的。ウェットフードは食感や味が工夫されていて、猫の食いつきは抜群ですが、ドライフードに比べるとちょっと割高になります。

ドライフードにはいろいろな種類がありますが、1ヶ月1,000円以下の安価なものも…。ただし、良質なプレミアムフードを選んだ場合はこの2~3倍の食費がかかります。おやつも含め、年間にすると約12,000円~50,000円程度が食費の目安と覚えておきましょう。

おうちのお財布事情にあわせて、その子にあったキャットフード選びをしてあげたいですね。

また、猫が病気になってしまった場合は、治療のために療法食と呼ばれる特別な食事を用意してあげなければいけません。療法食は一般的なキャットフードに比べて値段が高い点もあわせて知っておきましょう。

関連記事:【獣医師監修】猫の食事の基本「1〜6才向け」フードの正しい選び方

日用品

食費以外には、消耗品の費用もかかります。

  • 猫砂
  • ペットシーツ
  • 爪とぎ

猫砂にはさまざまなタイプがありますが、だいたい1ヶ月約1,000円~2,000円が目安。年間にすると約12,000円~24,000円程度になります。その子によって好みの猫砂も違ってくるので、飼い主さんのお手入れのしやすさも考えつつ、猫の好む砂を選んであげると良いですね。

また、二層式になっているシステムトイレの場合、下の段に敷いてオシッコを吸収するペットシーツも必要です。1,000円程度で200枚も入っているお買い得品などを利用すれば年間200円~300円程度と大きな出費ではありません。

猫に欠かせない爪とぎも消耗品のひとつ。麻、ダンボール、木でできたものなど種類はさまざまです。安価なものも多く、年間にしても4,000円~6,000円程度でしょう。

その他臨時でかかる費用

毎月ではないですが、必要に応じて臨時でかかる費用も予算に入れておく必要があります。

混合ワクチン接種費用

混合ワクチンは初年度に2回接種しますが、2年目以降は年1回の追加接種が推奨されています。費用は約5,000円~8,000円です。

接種時期やワクチンの種類については、飼育環境や他猫との接触状況によっても違ってきますので、かかりつけの獣医さんに相談して決めてくださいね。

関連記事:【獣医師監修】猫のワクチン室内飼いの猫も必要?接種時期は?

健康診断費用

病気の早期発見のためにも、年に1回は健康診断を受けるようにしましょう。費用の相場は約5,000円~20,000円と、住んでいる地域や検査項目によっても大きく違ってきます。

ノミ・ダニ予防薬

猫にとって大敵のノミやダニ。ノミやダニによる感染症を防ぐためにも、日頃からノミ・ダニ予防薬を使って予防することが大切です。

首に垂らして使うスポット薬が主流で、料金は1ヶ月800円~1,500円程度。年間で約10,000円~18,000円程度です。

ペット保険料金

人間と同じように猫も高齢化が進んでいます。ただ、高齢になるほど病気にかかるリスクも高く、医療費も膨大に…。そのため、最近はペット保険に加入する飼い主さんも増えているようです。

アニコム損保の調査によると年間のペット保険料金の平均は約31,000円。猫も家族の一員と考えて、愛猫のもしもに備える飼い主さんが増えています。

病気や怪我の治療費

病気や怪我はいつ起こるかわかりません。人間のように健康保険は適用されず全額自己負担となるため、高額になる可能性が高いです。ワクチンや健康診断などの費用とは別に、年間の医療費を用意しておいた方が安心ですね。

年間の治療費は約43,000円ですが、高齢になるほど医療費は増えていくので医療費も多めに準備しておいた方が良いでしょう。

避妊・去勢手術費

病気の予防やストレス軽減、また望まない妊娠を防ぐために避妊・去勢手術を受ける場合は、手術費用も必要です。病院によって費用は異なりますが、避妊手術は約15,000円~30,000円、去勢手術は約10,000円~20,000円が相場となります。

関連記事:【獣医師監修】猫の避妊・去勢手術について

シャンプー・カット・トリミング代

特に毛玉ができやすい長毛種は、シャンプーやカット、トリミングをしておくことも大切です。自分でできないこともないですが、プロに頼んだ方が安心!と定期的にお願いしている飼い主さんも多いようですね。

相場は約5,000円~10,000円程度。毛球症を防ぐためにも、被毛のケアはこまめに行いましょう。

ペットホテル・ペットシッター代

猫だけでのお留守番は2泊程度が限度。仕事や旅行などでそれ以上家を留守にする場合、猫のお世話を誰かに頼まなければなりません。猫好きな友人や知人が近くにいれば良いですが、そうでない場合、ペットホテルやペットシッターを利用する飼い主さんが多いようです。

ペットホテルの1泊あたりの相場は約4,000円。警戒心が強くペットホテルに預けるのが難しい場合は、自宅に来てもらって猫のお世話をしてくれるペットシッターさんに頼んだ方が良いかもしれませんね。ペットシッターさんの場合は1頭1回3,000円くらいのところが多いようです。

家財の修繕費用

猫がイタズラして家具を倒したり、家電製品を壊したり…。猫を飼うとなるとそんな覚悟も必要です。猫の性格にもよりますが、やんちゃな猫の場合は、家財の修繕費用もある程度見込んでおいた方が良いかもしれませんね。

猫ねこさん
猫の医療費は100%自己負担になるので高いんですよねぇ。。。もしものときに困らないようにしっかり備えておくことが大切ですよぉ。ペット保険に入る人も最近は多いですねぇ。
ぼくも最近ちょっと家具に足ぶつけて怪我しちゃって…(;´∀`)しっかり治療費を用意してあれば、そんなときでも安心ですよね!
クロベエ

一生涯にかかる費用

ここまで飼い始めにかかる費用、年間費用を見てきましたが、一生涯ではいったいどれくらいかかるのか?気になりますよね。

一般社団法人ペットフード協会による平成30年全国犬猫飼育実態調査によると、室内飼いの場合の生涯必要経費は1,081,702円。1ヶ月平均支出は7,521円(多頭飼いの場合10,998円)でした。

ただし、これはあくまでも最低費用。病気や怪我などの治療費やペットホテル・ペットシッター代、グッズの買い替えなどの出費がさらに加わると考えておきましょう。

まとめ

猫を飼うとなると、やはりそれなりに費用がかかるということがわかりましたね。
「初めての猫ライフ」不安もたくさんあるかもしれませんが、猫を飼うのにどれくらいのお金がかかるかを知っているだけでも安心だと思います。
飼い始めてから「こんなにお金がかかると思わなかった…」なんてことにならないように、飼う前にしっかり学んでおきましょうね。

  • 猫の飼い始めにかかる費用は最低15,000円程度
  • 猫を飼い始めてからかかる年間費用は平均200,000円。
  • 一生涯にかかる費用は最低1,081,702円。
猫ねこ部編集室 エディター 守重美和
この記事を書いた人
守重美和
猫ねこ部編集室 編集&ライター

保護猫団体の活動を仔細にお届けする「保護猫のわ」・飼い主さんと猫との幸せエピソードをお届けする「なないろ猫物語」の編集担当。

猫を通して「人」の姿にフォーカスした記事をお届けする猫メンタリーライターとして 猫好きシンガーソングライター・嘉門タツオさんへのインタビューをはじめ、街の看板猫、猫カフェ、猫が住める住宅からキャットフードメーカー、ペット防災の専門家、猫雑貨店、猫をモチーフした漫画家さん、年間3000件ものTNRの不妊手術を行っている獣医に至るまで、半年間で約40名以上の猫と関わる方々に幅広く取材を重ねる。